■韓国では、次期大統領選が12月に控えている。自然災害(水害)を理由に、南北首脳会談は、延期とされたが、アメリカのCFRの分析を紹介して、私見を述べる。
韓国大統領選、ポスト盧で、対「北」政策は変わるか
ポスト盧武鉉はだれになるのか。韓国の大統領選挙の結果、対「北」政策などに変化は起きるのか。
12月19日の大統領選に向け、野党ハンナラ党が実施した予備選で、李明博・前ソウル市長が朴槿恵・元党代表に競り勝ち、同党の大統領候補に決定した。
ハンナラ党は、保守勢力を結集して10年ぶりの政権奪還を目指している。保守勢力は、過去2回の大統領選で、世論調査で優勢が伝えられながら、最終局面で分裂し、敗北した。
今回も、予備選の過程で、李、朴両陣営は激しい中傷合戦を展開した。李候補は、大手建設会社社長や市長在職中の私有財産形成や許認可権をめぐる疑惑を追及された。朴元代表は、私生活を詮索(せんさく)され、父親の故朴正煕大統領のクーデターや独裁の責任まで問いただされた。
しこりを残さず、党内団結を維持できるかどうかが大きな課題だ。
李候補は、予備選では疑惑を否認したが、これから与党陣営から執拗(しつよう)な攻撃を受けるだろう。
盧武鉉政権の人気低迷で分裂状態だった与党陣営は、新勢力が旗揚げした民主新党に旧勢力が合流して再び一つの傘の下に集まった。大統領候補を決める予備選を10月に行い、ブームを盛り上げ、余勢を駆って勝利を狙う構えだ。
南北首脳会談は、北朝鮮の水害で10月初めに延期された。盧政権が大統領選の道具に使う可能性は一層強まる。
韓国大統領選で、対「北」政策は、与野党対決軸の一つだ。
与党陣営は、盧政権が金大中・前政権から受け継いだ「太陽政策」を発展させるとしている。南北首脳会談で北朝鮮への大規模経済支援を具体化することで南北和解を演出しようとするだろう。
これに対し、ハンナラ党は、盧政権の対「北」支援を、「無分別で無原則な対応」と批判している。元来、北朝鮮に支援に見合った措置の履行を求める「相互主義」に力点を置いてきた。融和路線をとる与党陣営よりは厳しい姿勢だ。 以下、略・・・
(2007年8月22日1時20分 読売新聞)
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