国際情勢

2007年11月 2日 (金)

アメリカ「帝国」論をめぐる批判

■偶然、自分でも忘れていたがココログに移転する前に、はてなブログに書いたエントリを見つけた。もう一年以上前のものであるが一部、加筆、修正してUPしておく。雪斎殿、カワセミ殿にコメントを頂いている。感謝。それにしても懐かしい。

国内外にアメリカ帝国論は、枚挙に暇がない。本屋でも、アメリカ=帝国とついた書籍を結構、見かける。

日本でも藤原帰一先生の『デモクラシーの帝国』や、山本吉宣先生の『帝国の国際政治学』など、優れた書籍がある。どちらも、両先生の帝国概念を用いて、国際関係におけるアメリカを分析した文献である。

ただ、管理人は両先生の分析は大変、勉強になるが、アメリカをかつてのローマ帝国などになぞらえた「帝国」だとは、思っていない。そういう趣旨のエントリである。

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2007年10月18日 (木)

アフガニスタンの現状に関するメモ

■まず、お知らせです。左のリンク欄を見て頂ければ、わかると思うのですが、「当ブログの運営方針」について、皆様のご意見を拝聴したく、アンケートバナーを設けました。どうぞ、ご協力ください。

■アフガニスタンの現状を把握するのは大変、難しい。こちらも、情報が、錯綜している。というより、あまり、ないのが実情である。今臨時国会の政争の具になってしまっているが、肝心のアフガニスタンの情勢・情報が抜けている気がしてならない。

アメリカが主導する多国籍軍、NATO指揮下のISAF、NGOsの活動を中心に、少しまとめてみたい。

アフガニスタンについては、外務省のページを付記しておく(アフガニスタン

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2007年9月28日 (金)

ミャンマー、大規模デモにおけるメモ

■ミャンマー軍事政権に対する僧侶を中心とした、抗議デモが、かなり大規模、かつ、国際的な反応をもたらしている。日本人ジャーナリストの方が亡くなられたこともあってか、日本でも大きく扱われている。もう、かなりの情報が出ているが、少し思うところをメモしておく。

ジョージ・W・ブッシュ大統領の声明 (White House

The world is watching the people of Burma take to the streets to demand their freedom, and the American people stand in solidarity with these brave individuals. We feel admiration and compassion for the monks and peaceful protesters calling for democracy. Every civilized nation has a responsibility to stand up for people suffering under a brutal military regime like the one that has ruled Burma for too long. I call on all nations that have influence with the regime to join us in supporting the aspirations of the Burmese people and to tell the Burmese Junta to cease using force on its own people, who are peacefully expressing their desire for change. By its own account, the Junta has already killed at least nine non-violent demonstrators, and many others have been injured and arrested as they seek to express their views peacefully. I urge the Burmese soldiers and police not to use force on their fellow citizens. I call on those who embrace the values of human rights and freedom to support the legitimate demands of the Burmese people.

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2007年9月21日 (金)

イスラエル空爆、シリアと北朝鮮に関するメモ

■中東情勢が緊迫している。かなりの情報が錯綜し、混乱している。

21日付けのwashingtonpostの記事Israel, U.S. Shared Data On Possible Nuclear Site

Based on intelligence, Israel raided Syrian facility apparently set up with North Korea's help, but U.S. opted to delay its response, sources say.

【ワシントン=五十嵐文】21日付の米紙ワシントン・ポストは、イスラエルがシリアの核関連施設を空爆したとされる問題をめぐり、ブッシュ米政権が事前にイスラエルと情報を共有していたと報じた。施設では、シリアが北朝鮮の支援を得て核開発を進めていたとの情報が浮上しており、事実とすれば、北朝鮮による核拡散を懸念する米政権が、北朝鮮をけん制するためシリア空爆を容認した可能性が高い。引用おわり

引用元:読売 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070921i211.htm  

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2007年9月12日 (水)

6年目の9.11

■時間の流れは早いもので、今年で、2001年、9月11日、アメリカ同時多発テロから、6年が経つ。亡くなられた全ての方に、心から哀悼の意を表する。

同時テロから6年 各地で追悼式=グラウンド・ゼロから会場移転ー米

9月11日23時1分配信 時事通信【ニューヨーク11日時事】約3000人が犠牲になった2001年9月の米同時テロから6年を迎えた11日、全米各地で追悼式典が行われた。ニューヨークでは再開発工事が進み、安全が確保できないとして、崩壊した世界貿易センター跡地「グラウンド・ゼロ」から式典会場が近くの公園に移され、時の流れを印象付けた。
 ニューヨークの式典では、最初のハイジャック機がツインタワー北棟に激突した午前8時46分に全員が黙とう。続いてブルームバーグ市長が「あの日われわれは孤独を感じたが、ニューヨークの人々はさらなる危険が待ち受けているかどうかもよく分からないまま駆け付けてくれた」と述べ、救助活動に当たった消防士らを称賛した。以下、略・・・引用終わり
 

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2007年9月 4日 (火)

昨今のイラン情勢を考える

■中東情勢が緊迫する中、まず、イラクや、アフガニスタン、レバノンなどに触れる前に、イランについて、エントリする。

イラン:革命防衛隊最高司令官を交代 後任はジャファリ氏

 【テヘラン春日孝之】イランの最高指導者ハメネイ師は1日、革命防衛隊の最高司令官に、ヤヒヤ・サファビ氏に代えて同隊幹部のアリ・ジャファリ氏を任命した。サファビ氏は最高指導者の特別軍事顧問に就任した。最高司令官の交代は97年9月以来だが、理由は不明。イラン国営メディアが伝えた。

 米紙ワシントン・ポストは先月14日、ブッシュ米政権が革命防衛隊の「テロ組織」指定を検討している、と報じた。指定されれば主権国家の軍隊としては初めて。これに対し、サファビ氏は地元メディアを通じ「米国の圧力に対し、決して沈黙はしない。米国は将来、重い一撃を食らうだろう」と報復の可能性を表明していた。以下、略・・・

毎日新聞 2007年9月2日 18時15分

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2007年8月22日 (水)

2つの朝鮮、1つの経済?

■韓国では、次期大統領選が12月に控えている。自然災害(水害)を理由に、南北首脳会談は、延期とされたが、アメリカのCFRの分析を紹介して、私見を述べる。

韓国大統領選、ポスト盧で、対「北」政策は変わるか

ポスト盧武鉉はだれになるのか。韓国の大統領選挙の結果、対「北」政策などに変化は起きるのか。

 12月19日の大統領選に向け、野党ハンナラ党が実施した予備選で、李明博・前ソウル市長が朴槿恵・元党代表に競り勝ち、同党の大統領候補に決定した。

 ハンナラ党は、保守勢力を結集して10年ぶりの政権奪還を目指している。保守勢力は、過去2回の大統領選で、世論調査で優勢が伝えられながら、最終局面で分裂し、敗北した。

 今回も、予備選の過程で、李、朴両陣営は激しい中傷合戦を展開した。李候補は、大手建設会社社長や市長在職中の私有財産形成や許認可権をめぐる疑惑を追及された。朴元代表は、私生活を詮索(せんさく)され、父親の故朴正煕大統領のクーデターや独裁の責任まで問いただされた。

 しこりを残さず、党内団結を維持できるかどうかが大きな課題だ。

 李候補は、予備選では疑惑を否認したが、これから与党陣営から執拗(しつよう)な攻撃を受けるだろう。

 盧武鉉政権の人気低迷で分裂状態だった与党陣営は、新勢力が旗揚げした民主新党に旧勢力が合流して再び一つの傘の下に集まった。大統領候補を決める予備選を10月に行い、ブームを盛り上げ、余勢を駆って勝利を狙う構えだ。

 南北首脳会談は、北朝鮮の水害で10月初めに延期された。盧政権が大統領選の道具に使う可能性は一層強まる。

 韓国大統領選で、対「北」政策は、与野党対決軸の一つだ。

 与党陣営は、盧政権が金大中・前政権から受け継いだ「太陽政策」を発展させるとしている。南北首脳会談で北朝鮮への大規模経済支援を具体化することで南北和解を演出しようとするだろう。

 これに対し、ハンナラ党は、盧政権の対「北」支援を、「無分別で無原則な対応」と批判している。元来、北朝鮮に支援に見合った措置の履行を求める「相互主義」に力点を置いてきた。融和路線をとる与党陣営よりは厳しい姿勢だ。 以下、略・・・

(2007年8月22日1時20分  読売新聞)

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2007年8月15日 (水)

核の反響

■お盆休みも半分が過ぎた。結局、実家には帰っているものの、父方の田舎には、帰省していない。うーん、それにしても暑い。。。なんとかならないものか・・・。

■先週は、まったく更新できなかった。言うまでもなく、先週は、広島・長崎の「原爆忌」であった。8月ゆえに、戦争ネタということでもないけど、ブログ初年度ということもあり、プロフィールにもある通り、時代を最後尾から追いかけるということで、エントリしておこうと思う。

核に関しては、もう数回エントリしてきた。そもそも、このブログのはじめに、日本の核武装論について、すでにエントリしてある。管理人の考えは、その時と変わらない。

日本の核武装論に関する所感 また、日米の歴史認識でも、扱った。歴史認識問題(2)日米こちらを参照していただければ、幸いである。

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2007年6月25日 (月)

日本の対外イメージ

■日本のソフト・パワー(魅力的に相手をひきつける力)、対外イメージは、どうなっているのだろうか。

「日米関係良好」が過去最高を記録・・・外務省の対日世論調査

外務省は25日、米国で実施した対日世論調査結果を発表した。

「日米関係は良好」と考える米国人の割合は、一般市民で67%、有識者86%でいずれも過去最高だった。

 調査は今年2~3月、米民間調査会社に委託し、18歳以上の市民1506人と有識者256人を対象に実施した。

 調査結果によると、「良好」は一般市民で昨年の調査から4ポイント、有識者で1ポイントそれぞれ増えた。「日本を信頼できる」も、一般市民74%、有識者では91%に達し、過去最高の高いレベルとなった

 また、有識者に「日本は国連安全保障理事会の常任理事国になるべきか」と質問したところ、52%が「そう思う」と答え、「思わない」の42%を上回った。

 一方、外務省が同時期に欧州連合(EU)の主要4か国(英、仏、独、伊)の有識者約1200人を対象に実施した調査でも、全体の86%が「日本は信頼できる」と回答。最も高かったイタリアでは96%に達した。ただ、「EUにとってこれから重要となる域外パートナー」を聞いたところ、<1>中国39%<2>米国27%<3>インド12%<4>日本9%――だった。

(2007年6月25日20時35分  読売新聞)

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2007年6月 7日 (木)

インドは中国を凌ぐのだろうか

■なにかとバタバタしていて、なかなか更新できずにいる。読み手の皆様には、本当に申し訳ない。あまり、更新が空くのも、機会を失ってしまいそうなので、メモ代わりでも何か書いておこうと思う。

今日は、帰りにようやく、麻生外相の『とてつもない日本』『自由と繁栄の弧』を購入して帰ってきた。まだ、読んでいないが、また、感想をエントリする。

あと、リンキンパークのサード・アルバムと、デジタリズムも購入した。早速、聴いてみたが、リンキンに関しては、レイジなどを手がけた、ルービンとマイク・シノダのプロデゥ~スで、より、生音らしくなっているが、管理人としては、リンキンは、セカンドアルバムのようなメロディアスな方があっていると思うが・・・。ザックは、どこに・・・。

■今回も、手抜きで申し訳ないが、CFR(アメリカ外交評議会)の On Line debateから、要点を抜き出し、私見を述べる。

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