沢尻エリカさんをあえて擁護してみる
■芸能ネタにはうとくても、さすがに、これだけ、話題になると目がとまる。まあ、連休の中休みということもあって、こういうどうでもいいネタもたまにはいいだろう。
主演映画「クローズド・ノート」(行定勲監督)の初日舞台挨拶で、腕組み仏頂面の態度に批判が集中し、自身の公式ブログやテレビ番組などで謝罪した人気女優、沢尻エリカ(21)について、プロボクサーの亀田興毅(20)が7日、出演したTBSテレビ系「サンデー・ジャポン」で感想を聞かれ、「(不遜な態度は)やっていい場所とそうでない場所がある」と沢尻を批判した。
司会役の爆笑問題、太田光(42)がすかさず「お前が言うか!」と突っ込みを入れると「対戦相手にすることはあっても、お客さんに文句言ったりはせえへん」と返答。以下、略・・・引用おわり引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071007-00000902-san-ent
■本当にどうでもいいネタなのだが、たまには、ブレイクも必要ということで、あえて、最も、苦手な、一般芸能ネタにトライしてみる。(政治記事を楽しみにされてる読者の方、すいません。今回だけです。多分・・・)
「特に」「別にないです」が口癖のような女王様キャラとして、ここ、2年あたりだろうか、急激にファン層を増やした沢尻エリカさんだが、この度の舞台挨拶での対応をめぐって、バッシングが溢れている。これまた、偉そうなキャラの亀田さんに、ダメだしされているあたりがなんとも言えない。又、和田アキコさんから、「しめる」とまで言われた舞台挨拶の対応だが、確かに、映画の舞台挨拶としては、不適切である。
■しかしながら、沢尻エリカさんのこの女王様キャラや、この度の反応でも、各スポーツ紙や、芸能番組に大きな話題を提供したのではないか、そうやって、売上、視聴率を稼いでいるのではないだろうか。ここまで、本人の自覚があったかなかったは、わからないが、沢尻エリカさんに感謝してもよいのではないだろうか。
どこの世界でも同じだが、バッシングされている間は、まだ、アテンションがあるということである。本当に、興味ないものはパッシングされて消えていくだろう。
■フランスの社会学者、ジャン・ボードリヤールは、高度の資本主義社会では、常に、大量の無駄が生産され、消費されていく。このサイクルがなければ成り立たない。と述べている。沢尻エリカさんが無駄か、価値あるもとして残るは、今後の彼女の立ち振る舞いと彼女を取り巻く環境によって、決まるのだろうが、多くの沢尻エリカをめぐる言説(バッシング)の殆どは、無駄で、一時の消費財として扱われる。
管理人としては、誰からも相手にされなくなるまで、女王様キャラで通してほしいのだが。
もうすでに謝罪文、又、マネージャーや事務所から、かなり、怒られたようで、反省の様子。
少し、拍子ぬけした感じがある。
■沢尻エリカさんは、個人の努力、魅力、女王様キャラで、ファン層を獲得してきた。そのことに対しては何も言うことはない。ただ、映画に限らず、共同作業というのは、様々な制作サイドや、共演者など、多くの人が協力して完成する。彼女に足りなかったのは、キャラは、キャラでいいのだが、そういう人たちに対する配慮だろう。
一本映画を作るには、それこそ
多くの費用と多くの人手と多くの時間
を費やす。
その映画の封切り初日に、重要な映画館であるのが
舞台挨拶
だ。新しい映画を見に、お客さんがお金を払って、映画館までわざわざ足を運んでくれている。興行成績は、こうした
実際にお金を払って、足を運んでくれるお客さん
で保っているわけだ。
制作側からすれば、いったい、初日にどれだけお客さんが来てくれて、どんな反応をしてくれるか。これまでのすべての苦労の集大成を、真っ先に確認できる場が
初日の舞台挨拶
である。
以上の引用が舞台挨拶の重要性である。
■ただまあ、浮き沈みの激しい芸能界だから、これで、折れてしまう、女王様キャラって。。。一年は、スケジュールがほぼ空白らしい。本人は、留学希望のようだが(何、勉強するんだろう・・・)
彼女のルックスに、その女王様キャラ態度を応援してきたファンもまだいるはずである。
そのコアなファン層を基盤に、地道に頑張ってもらいたい。
■なんだか、擁護してるのか、非難してるのかよくわからないエントリになったが、どうでもいいネタなのでいいのだろう。この無駄も消費され、消えていくわけだし。そもそも、俳優・女優さんに、一般的な社会通念(常識)を求めるのが間違いなのだろうか。
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