« 時計の誕生 | トップページ | 安倍総理の初訪米 »

2007年4月26日 (木)

Japan Is Back

■まずは、御悔みである。ロシア前大統領エリツィンの死去である。その業績には、賛否両論あるだろうが、大きな変革期に、大きな仕事をした人物である。心からご冥福をお祈りする。

■アメリカの世界的に著名なジャーナリスト、ディヴィッド・ハルバースタム氏が事故死である。大変、残念である。『べスト&ブライテスト』などで、日本でも有名であり、管理人も大好きであった。心からのご冥福をお祈りする。

■今回は、おそらく、『論座』4月号に掲載されたと思うが、マイケル・グリーン氏のパイル氏の著作に関する書評的な見解を抜粋・翻訳・紹介したい。

管理人がバタバタしていたせいもあって、『論座』に掲載されたマイケル・グリーン氏の論稿を読んでいない。もう、読んでしまった人には、退屈だろうが、自分が読んでおきたいということで、主要なポイントだけになるが、抜粋・意訳・紹介する。英文はこちら(Japan Is Back

■まず、ケネス・パイル氏の著作(Japan Rising)だが、管理人、買ってあるが積本である。また、読み終わり次第、管理人の見解は、エントリする。

■昨今、アジアにおいて、台頭すると言えば、中国関連の書籍が多く、おおくの、(アメリカ)政権関係者、企業家、ジャーナリストが東京を後にして、北京に向かった。しかし、パイルは、我々に重要な点を思い出させる。それは、アジアの未来を形成する戦略的選択を行う、アクターが、中国のみではないことである。過去半世紀以上、平和主義と孤立主義(冷戦にコミットしない)という政策をとってきた日本は、21世紀の戦略的闘争において、主要なプレイヤーになる準備を行っている。

独断的な前小泉総理や、安倍総理は、しばしば、「ナショナリスティック」「再軍備を進めてる」と記述されることが多いが、説明が少ないせいもあるが、これは、日本人の精神の拠り所にも近い平和主義と受動性が、壊れ始めたように思えるだけのことである。

パイルは日本の主に20世紀の政治史から、次のように予測的な結論を出す。日本は、自国のナショナル・パワーを変化しつづける国際環境に適応させる、再適応を続けるだろう。日本は、まだ、大戦の遺産と経済の困難な選択(バブルの遺産)をひきずっているが、その最低ラインは、クリアしている。日本は、アジアにおけるキープレイヤーであり続けるために、もうすでに、新たなパワーの源泉獲得に向けて歩み始めている。

ワシントンは、北京との基盤作りのエンゲージメントのために、より日米同盟を強化しなければいけない。又、東アジアの安全保障で、より広範な貢献をする日本を助けなければいけない。台頭する中国をいかに封じ込めるかは、関心のあるところだが、それが出来る、また、この地域での(パワー)ゲームにアドバンテージがあるのは、東京である。

根本的には、日本は、不可解ではないし、複雑な日米関係をマネージメントできないこともない。現在の若い世代の政治指導者は、明らかに、日米同盟が両国にとって、より機能することを求める。

■以上、かなり乱暴にアット・ランダムにパイルの文章を中心に意訳してあります。(稚拙な訳ですみません)

マイケル・グリーン氏の論稿をまとめると、①日本が積極的に国際社会の問題にコミットしはじめている。②又、それは、日本の伝統的な外交様式である。③中国とのバランスを計るためには、ワシントンにおいて、日本は、極めて重要である。④日米の齟齬があったが、今後は、より、日米同盟の機能的ワークが必要である。

■ただ、言うまでもなく、このようなパイル氏や、マイケル・グリーン氏などの知日派の論稿には、勇気と元気をもらうが、現状、アメリカでは、正直、中国研究のほうが盛んなのは、事実である。安倍総理には、ぜひ、知日派の育成プロジェクトを訪米では、提案して頂きたい。又、慰安婦問題でデモがあるようだが、気にすることはない。その程度の政治的ストレスに弱くては、総理としての資質が疑われる。一般の私たちもさして気にする必要はない。つい先日のジャーナルの記者会見でも、安倍総理は、うまく切り返したと思う。わざわざ、言葉、ひとつひとつを分析はしないが。

私たちが、気にすることは、総理をはじめ、政権内部・政治家のアメリカ民主党人脈である。

|

« 時計の誕生 | トップページ | 安倍総理の初訪米 »

「評論・感想」カテゴリの記事

コメント

こんばんは
なんか勇気が出ますね・・
素朴な疑問なのですが、中国研究者って、実は中国がアンバランスで他民族でバラバラじゃん??って感じないのかなぁ??と・・


投稿: SAKAKI | 2007年4月27日 (金) 21時09分

SAKAKI様

いつもコメントありがとうございます。

最近、疲れてるので、元気が出るのを読んでますww

いや、私の知る限りのアメリカの中国政治外交研究者は、わかってますよ。パワーも富もアンバランスなのは、ただ、ここからは、それぞれ見解がわかれるのですが、①崩壊する②穏健に民主化する③共産党体制が続く、大方、この3つですかね。かなり迷いも感じます。つまり、どのシナリオが最も好ましいのかということですね。ただ、一致している所もあります。アンバランスだからこそ、強権的な共産党支配でないと、現状は維持できないし、ここまで、台頭してこなかったということですね。その前提には、中国には、覇権国になる条件が揃っている、つまり潜在性があるということです。

私は、日本の中国研究も負けてないと思いますが。
お答えにならず、すいません。

コメントありがとうございました。

投稿: forrestal | 2007年4月27日 (金) 22時49分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/179808/6213543

この記事へのトラックバック一覧です: Japan Is Back:

« 時計の誕生 | トップページ | 安倍総理の初訪米 »