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2007年3月31日 (土)

金曜日の夜中の討論?

■週末ということもあって、軽めのエントリである。昨日(正確には、今日だが)、久しぶりに『朝まで生テレビ』を見る。以前にもエントリした通り、日中同時中継という画期的な試みであった。その感想を述べたい。ちなみに以下のような企画もあったようである。

日中両国民、心を開いて互いの理解を深めよう (2007/03/30 18:04:59)

【北京29日新華網】 29日、中国と日本の専門家や学者、メディア関係者が北京と東京から意見を交わす「中日インターネット対話」が開かれた。参加者は、両国国民の生活や文化、考え方の違いを学び、心を開いて互いを理解することで日中間の友好を深めよう、と語り合った。

中国でも人気のアニメ「一休さん」の脚本家、法政大学教授の福田敏彦氏は、これまで中国各地を旅してきた。「日本人と中国人は、外見も漢字を使う文化も米や麺を食べる習慣も似ているが、感情表現や行動が大きく違う。違いを尊重することが相互理解につながる」。日本語紙「人民中国」の編集長・王衆一氏は長年、両国文化の研究を続けている。「両国の交流におけるメディアの役割は非常に大きい。相手の真実の一面を正しく伝えることで、正しい理解が生まれる」。日本と中国は隣国だが、一般の国民の間では、互いに対する理解が浅いのが現状だ。以下、略・・・(新華通信)

■討論は、概ね、予想通りの展開だなあと思いながらも、日本側のパネリストをはじめ関係者は、随分、気を遣った、配慮した様子であった。管理人には、北京大学に留学した友人(日本人)と上海大学を卒業した友人(中国人)がいる。又、学生の頃、中国の数名の留学生と交流をもったことがある。

今回の放送も管理人の知る内容を超えるものではなかった。以前、中国共産党の官僚の方と話したことがあるが、彼は、中国の自慢できる所は、歴史の深さ、領土の広さ、人口の多さだと言っていたことを思い出した。確かに、それらは、単純にメリットばかりではないが、国力を形成する主要なファクターである。

管理人から見れば、表面的な(奥深さのない)アーギュメントの中にも、中でさえ、日中間の隔たりは、大きいとみなさん感じたのではないだろうか。

ただ、どこが、どのように異なるのかを知る・理解することは、重要であり、スタートである。ただ、率直にわかりあえないなあとは思っているが。

管理人は、中国パネリストの発言の中から、やはり、中華思想的なものを感じたし、今後、中国の外交目標は、それを目指す可能性が高い。もう目指しているとは思うが。あと、現在、管理人の最も関心事である、米中関係だが、中国は、アメリカ主導の国際秩序には、消極的であることが、伺えた。現在は、中国の戦略上、主に国際経済などでは、既存の国際秩序に従うことが、合理的で、中国の国益にも適う。が、今後は、いくつかの想定が必要であろう。この中国の選択(国家運営)は、日本外交にとって、最も重要なことである。このことによって、日本の対中国外交は、大幅に異なるものになる。

又、脅威の認識の心理的効果という側面からみても、ただでさえ、意志決定プロセスなどが不透明な、又、地政的近接性から、不信と不安は、必然的に起こる。もちろん、これは、中国側もであるが。

結局は、脅威(認識)の均衡で、安定化を図るしかないのかという考えに至った。

パブリック・ディプロマシーではないが、グラスルーツから、中国の方との友好を深めつつ、戦略的な友好関係の構築(戦略的利用)のための方法を考えなければいけない。

今後も中国は注視し、エントリしていく予定である。

それにしても、北京側の中国人アナウウンサーは、なかなかキレイな方であった。

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